OLIBANUM OIL
- 別名
- フランキンセンス(Frankincense)
- 化粧品成分表示名称
- ニュウコウジュ油(医薬品原材料リスト収載)
- INCI名
- BOSWELLIA CARTERII OIL
- 学名
- Boswellia carterii
- 科名
- カンラン科
- 産地
- ソマリア
- 採油部位
- 樹脂
- 採油方法
- 水蒸気蒸留
- 主な成分
- α-Pinene, Limonene, α-Thujene, p-Cymene
ORIBANUM(乳香)はMYRRH(没薬)と並び最初に使われた薫香剤として有名です。原産地は中東ですが、広く、中国、エチオピア、ソマリア、イラン、レバノンに生育しています。ORIBANUMという呼称は「レバノン産の油」からきていると言われています。また、英語による呼称Frankincenseは古いフランス語で「ほんとうの薫香」という意味だそうです。乳香は白っぽい色の樹脂を含む乳白色の樹液で、乾かすと結晶のような半透明になります。固く透明感があるものが良質だと言われており、乾季の終わり、4月~6月までに採取され、これを溶かして蒸留し精油を作ります。
乳香の蒸留は通常の水蒸気蒸留とは異なり、水を注いで蒸留します。他の樹脂同様水に浸すと固まってしまうため、蒸留釜には攪拌機がついています。
エチオピア、ソマリアなどの東北アフリカ紅海沿岸産のオリバナムは、僅かにレモンを思わせるウッディでスパイシーな芳香を持ちます。
この精油は医学的にも美容的にもとても有名で、痰や傷の治癒、うつの抑制、免疫力の賦活効果において高く評価されています。
※ 収穫状況に応じて産地が異なる場合がございます。